2006年04月14日

新相馬節

♪はぁ はるか彼方は 相馬の空かよ なんだこらようと(ハァ チョイチョイ)
  相馬恋しや懐かしや なんだこらようと(ハァ チョイチョイ)

♪はぁ 秋の夜寒に 針の手止めてよ なんだこらようと
  主〈ぬし〉の安否を思い出す なんだこらようと

♪はぁ 待つ夜の長さを四五尺つめてよ なんだこらようと
  逢うた〈おうた〉その夜に伸ばしたい なんだこらようと

♪はぁ 情けないぞや 今朝降る雪はよ なんだこらようと
  主の出船も見え隠れ なんだこらようと

♪はぁ ほろり涙で風呂焚く嫁御よ なんだこらようと
  煙いばかりじゃ ないらしい なんだこらようと

♪はぁ 当座の花なら 何故このよによ なんだこらようと
  かたいわたしを 迷わせた なんだこらようと

♪はぁ 惚れたが私の身のあやまりか なんだこらようと
  どんな無理でもいわしゃんせ なんだこらようと

♪はぁ 鴎の啼く音に 窓の戸あけてよ なんだこらようと
  聞けば松風 波の音 なんだこらようと

♪はぁ 心の迷いか 未練のせいか なんだこらようと
  だれもが貴方に 似て見える なんだこらようと
2007/04/08 追記

***** 私見 *****
「新」とつくからにはただの「相馬節」もあるわけですが・・・こちらのほうがよく聴かれると思います。
なんだか色っぽい歌詞が多いんですが、1つ嫁いびりと取られる歌詞が・・・(風呂焚きの歌詞)
でも、この1つだけというのがおいらには嫁いびりには思えないんです。
単身赴任している夫というのは、昔の田舎ではよくあったことだと思うんですね。出稼ぎだったり、漁にでたり・・・色々な理由で。
新婚でもそういった事情で旦那さんが遠くにいる事だってあって、それを唄っているんだと感じますが、皆さんはどう感じますか?


posted by 晃両 at 12:57| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 福島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月13日

外山節

♪わたしゃ 外山の 日陰のわらび(ハイハイ)
  誰も〈たれも〉折らぬで ほだとなる(コラサーノサンサ コラサーノサンサ)

♪外山街道に 笠松名所
  名所越えれば 行在所〈あんざいしょ〉

♪南部外山 山中〈やまなか〉なれど
  駒コ買うなら 外山に

♪あねこ行かねか あの山こえて
  わしと二人で わらび取り

♪日の戸越えれば から笠松よ
  外山牧場の お関所よ

♪わしと行かねか あの山かげさ
  駒コそだてる はぎ刈りに

♪わたしゃ外山の 野に咲く桔梗
  折らばおらんせ 今のうち

♪外山育ちも 駒コに劣る
  駒コ千両で 買われゆく

♪わらび折り折り 貯めたる銭こ
  駒コ買うとて 皆つこた

***** 私見 *****
子供の頃にならった唄で、「たれもおらぬで ほだとなる」のところをずーっと勘違いして「誰もいないからあきちゃった」みたいに思っていたのでした。漢字を知らなかったもので・・・
で、「ほだ」っていうのは、ワラビっていうのはくるりんと先が丸まってるんですね。そのくらいが食べごろなんです。で、それが成長すると開いてくるんです。そうすると、もう食べる時期は過ぎてしまうんです。
まぁ、年頃の娘のことを唄っているとも思われますね。よく「トウが立つ年頃」といいますが、それと同じことかと。
16、17歳くらいの娘さんが「誰かいい人、私に声をかけて!早くしないと行き遅れちゃうじゃない!!」みたいな・・・考えすぎかな?
posted by 晃両 at 11:46| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 岩手 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月11日

磯節

♪磯で名所は 大洗さまよ(ハァ サイショネ)
 松が見えます ほのぼのと(まつがねぇ)
 見えます イソ ほのぼのと(ハァ サイショネ)

♪月の姿に ついほだされて
 啼くや千羽の 渡り鳥(なくやねぇ)
 千羽の イソ 渡り鳥

♪三十五反の 帆を巻き上げて
 ゆくよ仙台石巻(ゆくよねぇ)
 仙台 イソ 石巻


***** 私見  *****
聞く分には、兎に角眠くなりそうな曲調ですな。お座敷唄?都都逸?って感じです。色っぽく、艶っぽくってイメージが強いので、なかなかおいらには唄えませんなぁ。
大洗で磯なので、風景としては大磯!と単純に思ってしまうんですが・・・リゾートな雰囲気ではないと思いますね。
ここから北に船を出して行くわけですが・・・岩手に「南部磯節」と言うのがありまして。この磯節が南部磯節になったのだとしたら、どこをどうしてあんなに明るい曲になったことやら。
伝言ゲームの恐ろしさでもあり、楽しさでもあり。
posted by 晃両 at 12:43| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 茨城 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月31日

白浜音頭
作詞、作曲:並岡竜司

♪サーノーエー ヨーホエ
 房州白浜 ヨーホエ
  住み良いところよ(オサ)
 真冬菜種のさ こらしょ 花盛りよ(ソラホントカヨー)
 夏は涼風〈すずかぜ〉さ 沖から吹いてよ(オサ)
 松の根ごろでさ 夢を見るよ
 (ヨーホエ ヨーホエ ヨイコラショ)

♪サーノーエー ヨーホエ
 野島崎から ヨーホエ
  大島呼べばよ(オサ)
 島のあんこがさ こらしょ 出て招くよ
 粋〈すい〉を利かせてさ 三原も燃えてよ
 愛しいとしとさ 煙吐くよ

♪サーノーエー ヨーホエ
 昔名残の ヨーホエ
  岩目の港よ
 今じゃあの子のさ こらしょ 思い場所よ
 主の名前をさ 砂地に書いてよ
 波に消されてさ またも書くよ

♪サーノーエー ヨーホエ
 さぁさ皆様 ヨーホエ
  踊ろじゃないかよ
 浜の音頭のさ こらしょ ほどのよさよ
 踊りゃ 身も世もさ からりと晴れてよ
 明日もいそいそさ 笑い顔よ


***** 私見 *****
昭和30年代に作られた新民謡。おけさ笠をかぶって踊るのもよく見られます。(うちの母は踊れるらしい)
全国大会が毎年行われており、一度だけ参加したことがある。箸にも棒にもひっからずに終わったが・・・
そのおり、歌詞に出てくる「野島崎」に行ったのだが、生憎曇っていて大島は見えなかった。うっすらとそれらしき影はあったけど。うちの両親は、観光に行った折、はっきりと見てきたそうだ。
なんといってもこの唄は、明るい曲調で明るい歌詞なので、軽快に楽しくなるように歌うのがいいと思うが・・・キーが高いイメージがあるのでねぇ。
posted by 晃両 at 12:51| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 千葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月20日

三階節

♪柏崎から椎谷まで 間〈あい〉
  荒浜荒砂芥の渡しがなかよかろ
 はぁ なかよかろ間に
  荒浜荒砂芥の渡しがなかよかろ

♪米山さんから雲が出た 今に
  夕立がくるやら ピッカラチャッカラ ドンガラリンと 音がする
 はぁ 音がする 今に
  夕立が来るやら ピッカラチャッカラ ドンガラリンと 音がする

♪高い山から 谷見れば お万
  お万がかわいや 染め分けたすきで布さらす
 はぁ 布さらす お万
  お万がかわいや 染め分けたすきで布さらす

***** 私見 *****
三味線は「三下がり」という調子合わせの曲の割には明るい曲調だと思います。
一番と二番では間がちょっと違っていて、唄う人は慣れるまで大変かな?
二番の歌詞が印象的で一度耳につくと、なかなか忘れられない曲です。
posted by 晃両 at 12:57| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 新潟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月16日

山形大黒舞

「とうとう 遠くのほうから恵比寿大黒さんが舞い込んだ
 コラ 一で俵をふんまいて
 二でにっこり 笑うて〈わろうて〉
 三で盃でっかい八つでゴックゴックゴックと頂きまして
 十で当座の皆々様 すみからすみまで
 ズイズイズイーッと祝って参ろう さぁさぁ」

♪さぁさぁさぁ 舞込んだ 舞込んだなぁ
 コラ 何がさてまた舞込んだなぁ(ソレソレ)
 ご聖天が先に立ち 福大黒が舞込んだなぁ
 コラ 四方の棚を見渡せばな(ソレソレ)
 飾りの餅は 十二重ね 神のお膳も十二膳
 コラ ダイトセ(ソレソレ)
 代々この家は末繁盛と うちこむ所は さぁ 何よりも目出度いとなぁ
☆青文字のところを「ながむればな」と唄う場合もあります。

♪さぁさぁさぁ 馳せ込んだ 馳せ込んだなぁ
 コラ 何がさてまた 馳せ込んだなぁ(ソレソレ)
 毘沙門天が 帆を捲き上げて 宝船が 馳せ込んだなぁ(ソレソレ)
 コラ 乗ったるお方は誰々 お恵比寿お大黒 お田の神
 布袋 福禄 弁財天
 コラ 積んだる宝は何に何に(ソレソレ)
 延命小袋〈えんめこんぶくろ〉に打出の小槌 隠れ蓑に隠れ笠
 コラ これもまた目出度いとな(ソレソレ)
 宝この家は 益々繁盛と 馳せ込む所は さぁ 何よりも目出度いとなぁ
(3/17 歌詞を追加しました。)

♪さぁさぁさぁ 儲け出した 儲け出したなぁ
 コラ 何がさてまた 儲けだしたなぁ(ソレソレ)
 この家の旦那様 お心良しで 商売繁盛で 儲け出したなぁ
 コラ 七十五間の 蔵を建て(ソレソレ)
 今年ゃ 豊年よい年だよ 陸作田作も万作で
 コラ 稲を刈ってみたれば コラ 十万八千刈ったとや
 四束三把で五斗八升 俵たてておき 枡もいらずに箕で測る
 コラ 米を積んでみたれば コラ 七万俵
 お旦那様も お喜び(ソレソレ)
 町も在郷も 賑やかだよ 納まる所は さぁ 何よりも目出度いとなぁ


***** 私見 *****
大黒舞 第一弾!
『儲け出した』の歌詞は「南部俵積み唄」と同じように豊作を祝うものですね。
きっと収穫の時期に庄屋さんの俵蔵にお米を納めた後、お祭りのような宴会が行われて、そこで庄屋さんかその村の長寿のお年寄りが大黒様の格好をして皆で踊ったのかなぁ?などと想像します。
明るく楽しく唄いたいものです。

posted by 晃両 at 13:05| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 山形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

武田節
作詞:米山愛紫 作曲:明本京静

♪甲斐の山々 陽に映えて
  われ出陣に 憂いなし
 おのおの馬は飼いたるや
  妻子に恙あらざるや あらざるや

♪祖霊まします この山河
  敵に踏ませて なるものか
 人は石垣 人は城
  情けは味方 仇は敵 仇は敵

【吟詠】
疾如風〈ときこと かぜのごとく〉
徐如林〈しずかなること はやしのごとし〉
侵掠如火〈しんりゃくすること ひのごとく〉
不動如山〈うごかざること やまのごとし〉

♪つつじヶ崎の 月さやか
  宴をつくせ 明日よりは
 おのおの京を 目指しつつ
  雲と興れや 武田武士 武田武士


***** 私見 *****
昭和30年代に作られた新民謡です。
三橋美智也さんが唄う武田節しか聴いたこと無いのですが、あの「風林火山」、武田信玄がモチーフなのは言うまでもありません。
戦いを控えた男たちの唄で、踊りがつくことが多いと思います。この辺り、黒田節に似ているかな?
posted by 晃両 at 12:35| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 山梨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月09日

おてもやん

♪おてもやん あんたこの頃 嫁人りしたではないかいな
  嫁人りしたこたぁ したぱってん
 お亭〈てい〉どんの ぐしゃっぺだるけん
  まあだ盃ぁ せんだった
 村役 鳶役 肝入りどん あん人達のおらすけんで
  後はどうなと きゃあなろたい
 川端町つぁん〈かわばたまっつぁん〉 きゃぁめぐろ
  春日南瓜〈かすがぼうぶら〉どん達ぁ 尻ひっぴゃぁで 花盛り花盛り
 ピーチク パーチク 雲雀の子
  玄白なすびのいがいがどん

♪一つ山越え も一つ山越え あの山越えて
 わたしゃあんたに 惚れとるばい
  惚れとるばってん 言われんたい
 おいおい彼岸も 近まれば
  若者衆〈わかもんしゅう〉も 寄らんすけん
 熊本〈くまんどん〉の 夜聴聞詣〈よじょもんみゃぁり〉
  ゆるゆる話も きゃぁしゅうたい
 男振りには惚れんばな 煙草入の銀金具が
  それが 因縁たい
 アカチャカ ベッチャカ チャカチャカチャン

♪一つ世の中 艱難辛苦〈かんなんしんく〉の 荒波越えて
  男度胸で おいでなさい
 くよくよしたとて しょうがない
  いつかは芽も出る 花も咲く
 移り気な浮き世の ならいに
  取り越し苦労は おやめなさい
 悩みなんぞは こちゃしらぬ
  意地と張りの心が それが後生楽たい
 アカチャカ ベッチャカ チャカチャカチャン

***** 私見 *****
子供の頃によく聴いていました。有名な「おてもやん」です。民謡を知らない人でも、多くの人が知っている、一度は耳にした事のある民謡だと思います。(標準語にしたものや歌詞の解説については割愛します)
東北の訛りとはまた違った九州の訛りをそのまま唄にして、テンポもいい唄ですね。ついでに「おてもやん」というインパクトのある題名もその知名度の高さに貢献している理由のひとつと思います。また、昔の結婚事情では考えられないような女性の活発さを唄っているのもあるのかも。
おいら自身は2番が好きです。特に「煙草入れの銀金具」。昔は煙管(キセル)で、煙草と煙管を入れる道具も凝っていたと思います。その銀金具がどんな風に粋なものだったのか・・・?そんなちょっとしたもので「この人、かっこいいなぁ」と思わせる男ってどんな人?とか想像すると楽しいです。
因みに。
http://www.jti.co.jp/Culture/museum/tabako/edo/tabacco-ire.html
にて昔の煙草入れの写真が見られます。

方言といえば・・・
昔、東北の方言と九州の方言が似ていると聴いたことが有ります。
言葉はかわってゆくものですが、国の中心で使われていた言葉が地方へと伝わるのには同心円状に広がるとか・・・同心円までは行かなくとも都から船で伝わっていくわけですが、「今、都ではこんなことがはやっているよ」というのが北と南に船で伝えられていくわけですから、訛りが似ていてもおかしくはないですよね。
九州では「たちつてと」で文章が出来、東北では「さしすせそ」で文章が出来るとか・・・本当かどうかは、おいらにはわかりませんが。
posted by 晃両 at 14:37| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 熊本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月08日

南部じょんから節

♪はぁ 一つ唄いましょ はばかりながら
  唄の文句は わしゃ数知らず
 これが 南部のじょんから節よ

♪はぁ 浜の八戸に 馴染みこ もったきゃ
  晒し手ぬぐい 二、三尺もらて
 色をかぶれば 人目につくよ

♪はぁ なんと染めようか紺屋〈こうや〉に聞けば
  一に橘 二に杜若〈かきつばた〉 三に下がり藤 四〈し〉に菱牡丹

♪はぁ 五つ深山の千本桜 六つ紫桔梗の花よ
  七つ南天 八つ山桜

♪はぁ 九つ 駒田町でさらして染めて
  十〈とぉ〉で皆様 末繁盛で暮らすさぁえー


***** 私見 *****
この曲、青森としましたが、やはり南部ですので岩手県と書いているところもあります。
(3/10 CDの紹介が岩手となっていたので岩手に変更しました)
キングレコードから出ているCDの中に入っていたのですが、リズムがよくて数え歌のようになっていて大好きです。
いつか唄ってみたいと思うのですが・・・結構難しいかもしれません。
posted by 晃両 at 17:27| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 岩手 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

津軽甚句(どだればち)

♪高い山コから 田の中〈なが〉みれば(ホーイホイ)
  見れば田の中 稲〈いにゃ〉よく萌でる(ホーイホイ)

♪どだば むけのなみゃ 口ねな どだば
  口も手もある から骨〈ぼにゃ〉やめる

♪どだば 家〈え〉コのてでゃ 雨降る中を
  笠もかぶらねで けらこも着ねで

♪唄は良いもの 仕事コァ出来る
  話ゃわるいもの その手がとまる

♪カラス啼く啼く お宮の屋根で
  カラスその日の ありゃ 役で啼く

♪夫婦二人で 田の草取れば
  広い一町田も ありゃ せまくなる

♪今年ゃ豊年だよ 雀こさわぐ
  せがれいそいで 案山子を立てろ

♪どだば見事だば 津軽のりんご
  色コばりでねじゃ この味みなが


***** 私見 *****
これまた盆踊り唄です。
津軽三味線をやる人は必ずといっていいほど初級のうちに習う曲だと思います。(といいつつ、おいらは未だ習っておりませんが・・・)
訛りの強い歌詞ですね(笑)はじめは何の唄だかさっぱりわからないと思います。いまだによくわかりません・・・
posted by 晃両 at 14:26| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 青森 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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