2006年11月11日

コツコツ節

♪お月さんでさえ 夜遊びなさる
  サンヤリ ハァコツコツ
 年は若うて 十三七つ
  よしておくれよ 雲隠れ ハァコツコツ

♪春の野に出て 七草積めば サンヤリ ハァコツコツ
  露は小褄に みな濡れかかる
 よしておくれよ 鬼アザミ ハァコツコツ

♪春の浮き雲 月影ふんで サンヤリ ハァコツコツ
  主を待つ間を 木陰によれば
 よしておくれよ 花が散る ハァコツコツ


***** 私見 *****
「コツコツ」というのは、船べりをたたく音だそうです。たたく理由はいくつかあって、酔客が拍子を取る音、船頭さんの棹があたる音、鵜飼の鵜匠が鵜を励ます音などだそうです。
お座敷唄だと思ったのですが・・・どうも屋形船から聞こえてきたもののようで、三味線のしっとりした調べにのって、粋に唄う感じでしょうか。


posted by 晃両 at 11:43| 埼玉 ☀| 大分 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

久留米のソロバン踊り(久留米機織唄)

♪わたしゃ久留米の 機織り娘よ
  赤いたすきに 姉さんかぶりよ
 「あたしゃくさいの 久留米のひばた織りでございますもんの
  あたしがくさいひばたば織りよりますと くさいの村の若い衆が来て
  嫁にほしか嫁にほしかと言いますもんの
  嫁に来てようございますばってん まだまだつぼみでおりたかすもんの」
 その場限りの浮気は御免だよ

♪わたしゃ評判 機織り娘よ
  かよう心をひとつに結ぶよ
 「あたしゃくさいの 久留米のひばた織りでございますもんの
  あたしがくさいひばた織りよりますと くさいの村の若い衆が来て
  彼氏はおるか彼氏はおるかと聞きますもんの
  彼氏はおることはおりますばってん 名前は人には言えませんもんの」
 心を許したおかたは一人だよ


***** 私見 *****
この曲、最近知った曲で、赤坂小梅さんという芸者さんがとっても粋でかわいらしい感じで唄っているのを聞いたのです。面白い!!
なんで機織り娘の唄なのにソロバン?と思っていたので調べました。織物の筬の音をソロバンをはじいて音を真似て踊ったそうです。また、元々はかなりきわどい歌詞だったそうですが、赤坂小梅さんがレコーディングする際に精査され上品に仕上げたそうです。
せりふ部分が久留米弁そのもので、なかなか唄うのは難しいと思いますが、聞くのはとても楽しいです。
posted by 晃両 at 11:24| 埼玉 ☀| 福岡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月03日

箱根馬子唄

♪(ハイハイ)
 箱根(ハイハイ)八里は(ハイハイ)
  馬でも越すが(ハイハイ)越すに越されぬ 大井川(ハイハイ)

♪箱根御番所に 矢倉沢なけりゃ
  連れて逃げましょ お江戸まで
★矢倉沢でなく、やぐら様とする歌詞本もあります

♪三島照る照る 小田原曇る
  間〈あい〉の関所は 雨が降る

♪松になりたや 箱根の松に
  諸国大名の 日除け松

♪雲か山かと 眺めた峰も
  今じゃわしらの 眠り床

♪箱根番所と 新井がなけりゃ
  連れて行きましょ 上方へ

♪尾上 高砂 千歳の松は
  千代も変わらぬ 深緑


***** 私見 *****
今は車で高速道路を使えば東京から箱根まではあっという間。
昔は箱根の山越えはそれこそ難所だったようです。時代小説などを読むと、箱根まで海路で小田原へ行き、そこから箱根へいくパターンと陸路は東海道を通った様で、唄にも出てくる大井川を渡るのがそれはそれは大変だったとか。
時代劇にも出てくる箱根の関所は、今も残っていて見学できます。
また、箱根神社などはとても不思議な空間です。カラス天狗がいてもおかしくないかなぁ。
でもやっぱり芦ノ湖へ通じるあの道を歩いて上りたくはないですね。
ということで、この唄は、山歩きに慣れていない人を乗せて箱根の山を越えた馬を引く馬子唄だそうです。
posted by 晃両 at 16:51| 埼玉 ☁| 神奈川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月20日

東京音頭
作詞:西条八十 作曲:中山晋平

♪はぁ 踊り踊るなら チョイト 東京音頭 (ヨイヨイ)
  花の都の 花の都の真中で サテ
(ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ)

♪はぁ 花は上野よ チョイト 柳は銀座 ヨイヨイ
  月は隅田の 月は隅田の屋形船 サテ

♪はぁ よせて返して チョイト 返して寄せる 
  東京繁昌の 東京繁昌の人の波 サテ

♪はぁ おさななじみの チョイト 観音様は ヨイヨイ
  屋根の月さえ 屋根の月さえなつかしや サテ

♪はぁ 西に富士の嶺(みね) チョイト 東に筑波 ヨイヨイ
  音頭とる子は 音頭とる子はまん中に サテ

♪はぁ 昔や武蔵野 チョイト 芒(すすき)の都 ヨイヨイ
  今はネオンの 今はネオンの灯の都 サテ


***** 私見 *****
いわずと知れた東京を代表する盆踊り唄。
元は「丸の内音頭」であることもすっかり有名(のはず)。
東京のみならず、これまた全国の盆踊りで踊られていますねぇ。もちろん、おいらも踊れますよー。
もうひとつ、この唄を聴くとビニール傘を開いて「えいえいおー!」ってしたくなる人も沢山いるのでは?
と、このあたりのことを調べていたら、どうも戦前の歌詞が関係しているらしい。燕が飛ぶ姿とかが歌詞にあったのかな?今のところ、その歌詞が見つからないので・・・
って、丸の内音頭を探せばいいのかな?と思ったんですが、こちらも復刻なので、なかなか歌詞が見つかりません。
とりあえず、見つかったのを載せますね。因みにご存知とは思いますが、東京音頭も丸の内音頭も曲は同じです。

踊り踊るなら 丸くなって踊れ
おどりゃ心も丸の内

雲は九重 御陵威(みいつ)は空に
音頭とる子は真ん中に

大手うれしく顔三宅坂
ほんにお前は数寄屋橋

揃うた揃うたよ 踊り子の手ぶり
ビルの窓ほどよう揃うた
ラベル:歌詞 民謡
posted by 晃両 at 11:15| 埼玉 ☔| 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月10日

日光和楽踊り

♪はぁえ 日光名所は 朱塗りの橋よ
  下を流るる (コラショ) ヤレサヨー 大谷川〈だいやがわ〉
   (ハァ ヨーイヨーイヨイトナ)

♪はぁえ 日光街道の 並木を行けば
  風がそよそよ ヤレサヨー 夏知らず

♪はぁえ 一目見せたや 故郷の親に
  和楽踊りの ヤレサヨー 伊達姿

♪はぁえ 和楽踊りに 娘を連れて
  力こぶある ヤレサヨー 婿えらみ

♪はぁえ 北は男体〈なんたい〉 南は筑波
  中をとりもつ ヤレサヨー 宇都宮

♪はぁえ 八汐つづじは 春咲く花よ
  和楽踊りは ヤレサヨー 夏の花

♪はぁえ 日光名物 数々あれど
  和楽踊りは ヤレサヨー 日本一

♪はぁえ チラリチラリと 並木の杉の
  渡り鳥かよ ヤレサヨー 暁の空

♪はぁえ 山はしぐれる 河原は暮れる
  朱の紙橋が ヤレサヨー ほのぼのと

♪はぁえ 主が情けで 深山の雪も
  解けて流れて ヤレサヨー 幸の湖〈さちのうみ〉

♪はぁえ 山は男体 水清滝の
  和楽踊りは ヤレサヨー 精銅所

♪はぁえ 親子兄弟 皆出て踊れ
  家じゃ猫めが ヤレサヨー 留守居する

♪はぁえ 踊りつかれて 堤に休みゃ
  櫓太鼓が ヤレサヨー また誘う

♪はぁえ 踊りは下手でも 仕事は上手
  下手で職工さんが ヤレサヨー 勤まるか

♪はぁえ 丹勢山から 精銅所を見れば
  銅〈かね〉積む電車が ヤレサヨー 行き来する

♪はぁえ 踊り踊れよ たたけよ太鼓
  月の世界に ヤレサヨー とどくまで

♪はぁえ 日光街道を シャンシャン鈴音
  馬子〈まご〉は嫁頃 ヤレサヨー 紅緒笠〈べにおがさ〉

♪はぁえ 汽てき鳴るのに 隣じゃ起きぬ
  起きぬはずだよ ヤレサヨー 新所帯


***** 私見 *****
大正2年、大正天皇、皇后両陛下が日光へ御幸されたときに、それまでの盆踊唄を「日光和楽踊り」と名前を変えて天覧に供したのが始まりとされる。なぜ、名称を変えたか・・・「盆踊」は風俗的なものとして禁止されていたので、それを陛下がご覧になるわけに行かず、名称を変えたとか。
明るい曲調で、なかなかフレーズが頭から離れにくい。さすが盆踊唄って感じがする。踊りには、「笠踊り」と「手踊り」があるらしいが、おいらは実際にこの踊りを見たことがない。一度、本場でこの踊りを見てみたい。
4番目の歌詞が「婿えらみ」となっているが・・・これはおいらがもっている歌詞本すべてがこう書いてあったので、そのまま載せた。しかし、CDでは「婿選び」となっている。今の唄い方は「選び」なのだろうけど。

このほかに・・・
♪和楽踊りに ついうかうかと 月も頷く 丹勢山
♪日光よいとこ お宮と瀧の 中は和楽の精銅所
♪池に映した 踊りの姿 どれが○○の娘やら
♪池に映した 花笠踊り 憎くや汽笛が吹散らす
♪嫁に行きたや清滝邑へ 工場通いの共稼ぎ
♪笠は菅笠 くるりと廻しゃ 笠のかげから○○○
   ☆すみません、○が調査不足でわかっていません

とまぁ、沢山あります。どうも募集をしたりしたようで、文献に残っていないのもあるかと思います。
posted by 晃両 at 01:07| 埼玉 ☁| 栃木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月01日

炭坑節(九州炭坑節、北九州炭坑節、正調炭坑節)

♪月が出た出た 月が出た(ヨイヨイ)
  三池炭坑の上に出た
 あんまり煙突が高いので さぞやお月さん 煙たかろ(サノ ヨイヨイ)

♪一山 二山 三山 超え
  奥に咲いたる 八重つばき
 何ぼ色よく咲いたとて サマチャンが通わにゃ 仇の花

※地元では「八重つつじ」のようです。

♪あなたがその気で 云うのなら
  思い切ります 別れます
 もとの娘の十八に 返してくれたら 別れます

♪晴れて添う日が来るまでは
  心一つ 身は二つ
 離れ離れの切なさに 夢でサマチャンと 語りたい

♪香春岳〈かわらだけ〉から 見下ろせば
  伊田のたてこうが 真正面
 12時下がりの サマチャンが ゲージにもたれて 思案顔

♪格子窓から 月がさす
  サマチャンの寝顔の 愛らしさ
 外した枕をすけさしょか 思案なかばに 明けの鐘

♪お札を枕に寝るよりも
  月が差し込む あばら家で
 主の腕〈かいな〉にほんのりと わたしゃ抱かれて 眠りたい

♪たてぐい 千尺二千尺
  くだりゃ サマチャンのツルの音
 ままになるなら あの側で 私も掘りたや 黒ダイヤ

♪伯爵夫人となるよりも
  月の差し込むあばら家で
 主さんお庭で藁仕事 わたしゃお側で 針仕事

♪巻いた巻いた三十五函
  そこで選炭婦が苦労する
 棹取りゃ桟橋で花踊り ウロウロするのは お役人

♪ダイヤモンドがほしいなら
  一度来て見れ この鉱山へ
 男盛りのサマチャンが 粋で掘り出す 黒ダイヤ

♪わたしのサマチャントロを押す
  わたしゃ選炭場でボタを選る
 見上げて見下ろす顔と顔 にっこり笑うて 知らぬ顔

***** 私見 *****
日本一有名な盆踊り唄だと思います。
福岡県田川市にあった三池炭坑の2つの煙突が唄われていますが、今では見ることは出来ないのかな?なんか記念碑見たいのはあるみたいですが。

この踊り、「掘って 掘って また掘って 担いで 担いで 後戻り 押して 押して 開いて ちょちょんがちょん」って子供の頃にならったです。
まぁ、踊る地区によってなのかもしれませんが、お上品に踊るところは、どうにも炭坑節の踊りではありませんね。

それから、題名もいろいろ言われていますが、やっぱり「炭坑節」って言うと、この九州炭坑が一番先に頭に浮かびますね。
しかし、炭坑節って結構全国にあるんです。次に有名なのは、「常磐炭坑節」ですかねぇ。んでもって、どこの炭坑節も替え歌がかなりあるようです。メロディーが子供にわかりやすいし、覚えやすいんでしょうね。ここに上げている歌詞も、多分替え歌と思われるものも含まれています。
また見つけたら載せますね。
posted by 晃両 at 17:21| 埼玉 ☁| 福岡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月24日

磯原節
作詞:野口 雨情

♪末の松浪 東は海よ 吹いてくれるな 潮風よ
  風にふかれりゃ松の葉さえ おや こぼれ松葉になって落ちる

♪お色黒いも 磯原生まれ 風に吹かれた 潮風に
  啼いてくれるな渚の千鳥 おや 末の松浪ゃ 風さらし

♪潮は引き潮 まだ月ゃでない 出れば東が白くなる
  夜明け千鳥かあのなく声は おや 便り少ない声ばかり

♪波はどんどと小磯にうてど 打つは仇波音ばかり
  風にゃさらされ波にはもまれ おや 沖の磯石ぁひとりぽっち


***** 私見 *****
昭和初期に作られた民謡。
磯節の兄弟分か?とおいらは思っていたのだけれど…そのくらい「磯」のイメージの強い唄です。
でも、歌詞の内容としては、待ち人来たらず、って感じもするし、恋人同士でいい雰囲気だから夜はまだ明けないと唄っているような気もする。
こんような歌詞で思い出すのは、都都逸で高杉晋作が唄ったといわれる「三千世界の烏を殺し ぬしと朝寝が してみたい」ってやつ。
夜明け千鳥が鳴けば、朝が来る。朝が来れば恋しい主はどこへゆく?
posted by 晃両 at 12:52| 埼玉 ☔| 茨城 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月22日

花笠音頭(花笠踊り)

♪花の山形 紅葉の天童(チョイチョイ) 雪を眺むる尾花沢(ハァ ヤッショマカショ)

♪そろたそろたよ 笠おどりそろた 秋の出穂よりまだ揃ろた
♪そろたそろたよ 踊り子がそろた 秋の出穂よりまだ揃ろた

♪おらが在所へ 来てみてやしゃんせ 米のなる木がおじぎする

♪おらがお国で 自慢なものは なすときゅうりと 笠踊り

♪長い長持ち 唄かけながら可愛い おばこが嫁に来る

♪わたしゃ花笠 だてにはもたぬ 花など まいどのあいじるし

♪会いにござれと紅花入れてこまた 縄から文が出た

♪雪の船形 情けに厚い 呼べばとけそな やさすがた

♪娘盛りをなじょして暮らす 雪に埋もれて針仕事

♪おばこなぼになる 十三七つ 百合の花コに似てめごい

♪朝の六時から 弁当さげて 徳良通いは楽じゃない

♪ついて固めて でかしたつつみ水も 漏らさぬ深い仲

♪蔵王権現さんもお盆の夜は笠のおどりに浮かれでる

♪吾妻十湯白布に五色うば湯なめ川谷に湧く

♪赤湯ゆ煙りただようあたり恋の花咲くぶどう園

♪菊は宮内あやめは長井ばらの名所は東沢

♪肌の白さよ情けの深さあの娘湯のまち上山

♪嫁ごとなるならさくらんぼ娘寒河江そだちの色のよさ

♪秋の山寺紅葉も見頃私しゃ年頃紅もさす

♪招く東根自慢のものはお湯にりんごにさくらんぼ

♪酒田港へ紅花積んで流す舟唄最上川

♪そろたおばこのすげ笠ごしに浮ぶ鳥海出羽の富士

♪温海岳から吹浦かけて出羽の三山夕涼み

♪蔵王むこどの鳥海嫁ご出羽の三山仲人役

♪西の月山おがんできょうはひがし蔵王の夏まつり


***** 私見 *****
いわずと知れた山形の笠踊り。
毎年8月(だったかな?)に尾花沢市で開かれる祭りで花を付けた笠を持ち練り歩く。各地の盆踊りでもよく踊られるので、全国に知れ渡っている民謡だと思う。
調べてみると、ここにあげた後半の歌詞は、公募された歌詞のようで、公認は15番までだそうですが、一説によると150以上もの歌詞があるとか。
上の番の歌詞の青文字は、おいらが教わった歌詞なのですが、どの歌詞本を見てもその歌詞は見つからず・・・あれは、先生の創作?なわけはないと思うんですがねぇ。
posted by 晃両 at 15:44| 埼玉 🌁| 山形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月19日

山中節

♪はぁ 忘れしゃんすな 山中道を 東ゃ松山 西ゃ薬師

♪はぁ 山が高うて 山中見えぬ 山中恋しや 山にくや

♪はぁ 薬師山から湯座屋を見れば 獅子が髪結て身をやつす

♪はぁ 浴衣肩にかけ 戸板にもたれで ろの字をかくわいな

♪はぁ 山が赤なる 木の葉が落ちる やがて船頭衆がござるやら

♪はぁ 送りましょうか送られましょうか せめて二天の橋までも

♪はぁ 谷にゃ水音峰には嵐 あいの山中 湯のにおい

♪はぁ 薬師山から清水を見れば 獅子が水汲むほどのよさ

♪はぁ 桂清水で手拭きひろた これも山中湯の流れ

♪はぁ 桂地蔵さんにわしゃ恥ずかしい 別れ涙の顔見せた


***** 私見 *****
石川県加賀市の中山温泉に伝わる民謡です。
兎に角、出だしの「はぁ」が情緒があって哀愁があって息が長くてしっとりしていて…曲の感じからしてお座敷唄のようですが、元は追分だったようです。他のお座敷唄のように、踊ったり遊びがついたりというのが想像できなかったので、これで納得!
まぁ、なんというか、出稼ぎから帰る途中の湯治でゆっくりと温泉につかっているわけですが…
民謡の歌詞って「隠語」が多いと思いませんか?この山中節にもあるんです。「獅子」と言う歌詞。さて、何を意味しているでしょうねぇ。
posted by 晃両 at 15:38| 埼玉 ☔| 石川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月12日

越中おわら節

(平唄)

  (ウタワレヨ〜ワシャハヤス)
♪唄のまちだよ八尾の町は
  (キタサノサ〜ドッコイサノサ)
 唄で糸とるオワラ桑もつむ

♪見たさ逢いたさ想いがつのる
 恋の八尾はオワラ雪の中

♪おわら踊りの笠着てござれ
 しのぶ夜道はオワラ月あかり

♪仇(あだ)やおろかで添われるならば
 神にご苦労はオワラかけやせぬ

♪来たる春風氷がとける
 うれしや気ままにオワラ開く梅

♪雪の立山遠くにかすむ
 八尾坂道オワラ春の水


(四季)

♪ゆらぐ吊り橋手に手をとりて
 渡る井田川オワラ春の風

♪富山あたりかあの灯(ともしび)は
 飛んで行きたやオワラ灯(ひ)どり虫

♪八尾坂道別れてくれば
 露か時雨かオワラはらはらと

♪もしや来るかと窓押し開けて
 見れば立山オワラ雪ばかり


(五文字冠り)

♪色に咲くあやめ 切ろとて袂をくわえ
 文を落とすなオワラ水のうえ

♪しろがねの光波立つ海原とおく
 里は黄金のオワラ稲の波

♪朝顔につるべとられてわしゃもらい水
 どうしてこの手をオワラはなさりょか

♪奥山の滝にうたれてあの岩の穴
 いつほれたともなくオワラ深くなる

♪会えば泣く会わにゃなお泣く泣せる人に
 なぜに泣くほどオワラ会いたかろ


(字余り)

♪梅干しの種じゃからとて
 いやいましゃんすな昔は花よ
 鶯とめて泣かせたオワラ事もある

♪二軒はしご一丁二丁三丁四丁五丁六丁
 かけても届かぬ主は
 どうせ天の星じゃとオワラあきらめた

♪常願寺 神通 片貝 黒部 早月 庄川
 小矢部の七つの川は
 ほんに電気の王国 お米の産地で
 その名も高いオワラ富山県

♪三越路の中の越路で見せたいものは
 黒部立山 蜃気楼 ほたるいか
 よそで聞けないものは
 越中八尾本場のオワラ節のあや

♪竹にすずめは千羽も万羽も一羽も
 のこらず品良く止まる
 止めて止まらぬオワラ恋の路


(長ばやし)

♪越中で立山加賀では白山
 駿河の富士山三国一だよ

♪春風吹こうが秋風吹こうが
 あなたの恋風身に付いてならない

♪浮いたか瓢箪軽そうに流れる
 行き先ゃ知らねどあの身になりたや

♪加賀では山中佐渡ではおけさよ
 越中のおわらはみのりの唄だよ

♪見送りましょうか峠の茶屋まで
 人目がなければあなたの部屋まで

♪三味線が出をひきゃ太鼓がドンと鳴る
 手拍子そろえておわらにしょうまいかぃね


===== くまりん さんよりコメント =====
富山県を代表する民謡です。
富山市八尾町で毎年9月1日から3日まで行われる「風の盆」の町流しで有名です。
「風の盆」とは二百十日(9月1日)を期して田畑に災害をもたらす台風の除去を祈る行事です。
唄のルーツは「佐渡おけさ」や「津軽あいや節」と同じように「牛深ハイヤ」や「田助ハイヤ」などが北前船で富山に伝わり、神通川を遡って八尾町の糸繰りなどの作業唄として伝承されたものと言われています。
「おわら」は、下の句の「オワラ」から来ています。語源には諸説ありますが定かではありません。
歌詞は無数にあり、中には子供達に聞かせられないような内容のものも少なくありません。
「平唄」は七七七五調。「五文字冠り」は七七七五に五文字頭に多くかぶさったもの、「字余り」は七七七五よりはみ出すものでいろいろのパターンがあります。



***** 私見 *****
Blog友達のくまりんさんより頂いた富山県の「越中おわら節」
富山には、哀愁漂う感じの民謡が多い気がします。「こきりこ節」とか・・・
この曲は、「胡弓」という独特の音色を持つ楽器が使用されていますが、この胡弓は、女子十二楽坊で知られる中国の胡弓とは違うものだそうです。
posted by 晃両 at 13:18| 埼玉 ☔| 富山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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