サンヤリ ハァコツコツ
年は若うて 十三七つ
よしておくれよ 雲隠れ ハァコツコツ
♪春の野に出て 七草積めば サンヤリ ハァコツコツ
露は小褄に みな濡れかかる
よしておくれよ 鬼アザミ ハァコツコツ
♪春の浮き雲 月影ふんで サンヤリ ハァコツコツ
主を待つ間を 木陰によれば
よしておくれよ 花が散る ハァコツコツ
***** 私見 *****
「コツコツ」というのは、船べりをたたく音だそうです。たたく理由はいくつかあって、酔客が拍子を取る音、船頭さんの棹があたる音、鵜飼の鵜匠が鵜を励ます音などだそうです。
お座敷唄だと思ったのですが・・・どうも屋形船から聞こえてきたもののようで、三味線のしっとりした調べにのって、粋に唄う感じでしょうか。