港の灯影が 主さん恋しと 泣いている(ハ ヤッショメヤッショメ)
♪隠岐は絵の島 花の島
磯にゃ波の花咲く 里にゃ人情の花が咲く
♪忘れしゃんすな 隠岐の島 島の
しげさの踊りに 牛突どっさり 島娘
♪旅の情けに ほだされて 島に
泊まりを重ねりゃ いつしか覚える しげさ節
♪船は出てゆく 波止場には いとし
島の娘が 涙で唄う しげさ節
♪蝶やとんぼや きりぎりす 深山
深山で鳴くのは 鈴虫松虫 くつわ虫
2006/11/30
松虫鈴虫→鈴虫松虫へ修正しました。
♪愛宕おろしの 吹く夜は 恋し
主の帰りを 浜辺に出てみる 二度三度
♪しげさ しげさと声がする しげさ
しげさのご開帳 山里越えても 参りたや
2006/11/02 追加
♪名残尽きぬに ドラが鳴る 今宵
西郷港は 小雨も降らぬに 袖しぼる
♪にっこり笑ろうて 送り出し 消ゆる
後姿に 思わず泣き伏す 乱れ髪
♪遠い昔を 今もなお 偲ぶ
後鳥羽後醍醐 歴史に残る 隠岐の島
♪名残尽きぬに ドラが鳴る 船の
テープは切れても 胸の想いは 切れやせぬ
♪障子一重に 主さんの 恋し
声はすれども 行ってよいやら 悪いやら
2006/11/24 追加
隠岐の島町 茶山守広 さんよりメールで紹介していただきましたm(__)m
♪橋の向こうで チョイト出会て 話せ
話せよ 話せよ 心に あること 皆話せ
♪夕んべ来たのは 猫じゃといわしゃったが 猫が
下駄はいて 笠さして 筑前絞りに 浴衣着て 来りゃすまい
♪桶屋の嫁ごにゃ わしゃならの 今朝も
肥箍 輪を掛け その手も 洗わず まま食った
2006/11/30 追加
***** 私見 *****
これも沢山歌詞があります。上の2つの歌詞は一番唄われている歌詞だと思います。
隠岐を舞台にしたこのしげさ節も情緒豊かな海の唄です。
結構、間のとり方が難しい曲ですね。特に「西郷の港」のところ。体できちんとリズムをとって遅れないように唄うのがいい気がします。人によってはのびのびになってしまいそうです。
女性が唄うことが多いと思いますが、
因みに、5番以降は古い歌詞本に載っているものやCDの歌詞カードにあったもので、あまり聴かない歌詞です。
しげさ節は昭和に入ってから編曲されたようで、歌詞も様々な物があるようです。地元では他にもいろんな歌詞で唄われている事と思います。
<<< 類似唄? >>>
隠岐しげさ節:どうもこっちが本当の題名のような気が・・・唄は同じもののようです。
新しげさ節:こちらは全く違う曲です。といっても似ているのですが・・・
題名について、地元の方から貴重なお話をいただきました!こういった情報は、なかなか見つからないのでとてもうれしいです!感謝!!
2006/11/30 茶山さんより・・・
しげさ節・隠岐しげさ節については、諸説いろいろありますが私は断然
しげさ節派?です。
頭に隠岐が付くのは、昭和40年代に観光の島「隠岐」をPRするに
あたり、より効果的だとの想いで付けたものだと思います。
因みにNHKは頭に隠岐は付けません。
ハァーヤッショメヤッショメの囃子も同様の考え方で、その当時には
民謡キャラバン隊が組織され、各地でしげさ節の踊りを披露する際
派手さを出すために囃子を入れたものと思われます。
現地ではお囃子を入れないことを基本としていますが、普及という面
を考えればそれほどまでに拘ってはいません。