2006年06月12日

越中おわら節

(平唄)

  (ウタワレヨ〜ワシャハヤス)
♪唄のまちだよ八尾の町は
  (キタサノサ〜ドッコイサノサ)
 唄で糸とるオワラ桑もつむ

♪見たさ逢いたさ想いがつのる
 恋の八尾はオワラ雪の中

♪おわら踊りの笠着てござれ
 しのぶ夜道はオワラ月あかり

♪仇(あだ)やおろかで添われるならば
 神にご苦労はオワラかけやせぬ

♪来たる春風氷がとける
 うれしや気ままにオワラ開く梅

♪雪の立山遠くにかすむ
 八尾坂道オワラ春の水


(四季)

♪ゆらぐ吊り橋手に手をとりて
 渡る井田川オワラ春の風

♪富山あたりかあの灯(ともしび)は
 飛んで行きたやオワラ灯(ひ)どり虫

♪八尾坂道別れてくれば
 露か時雨かオワラはらはらと

♪もしや来るかと窓押し開けて
 見れば立山オワラ雪ばかり


(五文字冠り)

♪色に咲くあやめ 切ろとて袂をくわえ
 文を落とすなオワラ水のうえ

♪しろがねの光波立つ海原とおく
 里は黄金のオワラ稲の波

♪朝顔につるべとられてわしゃもらい水
 どうしてこの手をオワラはなさりょか

♪奥山の滝にうたれてあの岩の穴
 いつほれたともなくオワラ深くなる

♪会えば泣く会わにゃなお泣く泣せる人に
 なぜに泣くほどオワラ会いたかろ


(字余り)

♪梅干しの種じゃからとて
 いやいましゃんすな昔は花よ
 鶯とめて泣かせたオワラ事もある

♪二軒はしご一丁二丁三丁四丁五丁六丁
 かけても届かぬ主は
 どうせ天の星じゃとオワラあきらめた

♪常願寺 神通 片貝 黒部 早月 庄川
 小矢部の七つの川は
 ほんに電気の王国 お米の産地で
 その名も高いオワラ富山県

♪三越路の中の越路で見せたいものは
 黒部立山 蜃気楼 ほたるいか
 よそで聞けないものは
 越中八尾本場のオワラ節のあや

♪竹にすずめは千羽も万羽も一羽も
 のこらず品良く止まる
 止めて止まらぬオワラ恋の路


(長ばやし)

♪越中で立山加賀では白山
 駿河の富士山三国一だよ

♪春風吹こうが秋風吹こうが
 あなたの恋風身に付いてならない

♪浮いたか瓢箪軽そうに流れる
 行き先ゃ知らねどあの身になりたや

♪加賀では山中佐渡ではおけさよ
 越中のおわらはみのりの唄だよ

♪見送りましょうか峠の茶屋まで
 人目がなければあなたの部屋まで

♪三味線が出をひきゃ太鼓がドンと鳴る
 手拍子そろえておわらにしょうまいかぃね


===== くまりん さんよりコメント =====
富山県を代表する民謡です。
富山市八尾町で毎年9月1日から3日まで行われる「風の盆」の町流しで有名です。
「風の盆」とは二百十日(9月1日)を期して田畑に災害をもたらす台風の除去を祈る行事です。
唄のルーツは「佐渡おけさ」や「津軽あいや節」と同じように「牛深ハイヤ」や「田助ハイヤ」などが北前船で富山に伝わり、神通川を遡って八尾町の糸繰りなどの作業唄として伝承されたものと言われています。
「おわら」は、下の句の「オワラ」から来ています。語源には諸説ありますが定かではありません。
歌詞は無数にあり、中には子供達に聞かせられないような内容のものも少なくありません。
「平唄」は七七七五調。「五文字冠り」は七七七五に五文字頭に多くかぶさったもの、「字余り」は七七七五よりはみ出すものでいろいろのパターンがあります。



***** 私見 *****
Blog友達のくまりんさんより頂いた富山県の「越中おわら節」
富山には、哀愁漂う感じの民謡が多い気がします。「こきりこ節」とか・・・
この曲は、「胡弓」という独特の音色を持つ楽器が使用されていますが、この胡弓は、女子十二楽坊で知られる中国の胡弓とは違うものだそうです。


posted by 晃両 at 13:18| 埼玉 ☔| 富山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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