2012年11月16日

秋田人形甚句

♪(キタカサッサー アエー)
囃子 はずめば(ハイハイ) 浮かれて 踊る
(キタカサッサー アエー)
踊る人形の(ハイハイ) キタカサッサー 品の良さ

♪どこになびくか あの糸柳
  風の吹くたび キタカサッサー 気にかかる

♪好きになったら 惚れてもみるが
  惚れてふられりゃ キタカサッサー 恥ずかしい

♪黄金花咲く 秋田の里の
  人形甚句の キタカサッサー 程の良さ


***** 私見 *****
軽快なリズムで大好きです。
人形甚句は、大道芸の人形芝居につけられた唄のようです。
そのわりに恋心みたいな歌詞が…ってか、人形芝居の内容がそんなだったのでしょうかね?

唄い方としては、今回は入れていませんが、歌詞の中に「アラ」とか「ありゃ」とかが入る歌い方もあります。若干字配りは変わりますが、リズムの取り方は同じで間が変わることはありません。
出だしが高いところから出るので、いきなり苦しい唄い方をするとあまり良くないと感じながらも、思うようにできない自分が情けないorz


posted by 晃両 at 14:17| 埼玉 ☔| 秋田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月15日

本荘追分

♪(キタサー キタサ)
 はぁ本荘(ハイハイ)はぁ名物(ハイハイ)はぁ焼山の(ハイハイ)はぁわらびよ(キタサー キタサ)
  焼けば焼くほど(ハイハイ)太くなる(キタサー キタサ)

♪あちらこちらに 野火つく頃はよ
  梅も桜も 共に咲く

♪出羽の富士見て 流るる筏
  着けば本荘で 上がり酒

♪鈴の音頼りに 峠を越せば
  恋し本荘は おぼろ月

♪江戸で関取る 本荘の米は
  おらが在所の 田で育つ
☆「在所の」を「本荘の」や「田圃の」などの場合があります

♪本荘名物 焼山の蕨よ
  小首かしげて 思案する
☆「小首かしげて」を「首をかたげて」とするのもあります


♪布団着たよな日住〈ひずみ〉の山に
  帯コ解いたよな子吉川

♪流す筏に御神酒を乗せて
  下る子吉の春の川

♪花は咲く咲く御手作堤〈おてさくづづみ〉
  心一重の花が咲く

♪本荘よいとこ海辺の町よ
  山の宝を船で出す

♪本荘追分聞かせておいて
  生きた魚を喰わせたい

♪本荘古雪三筋の町よ
  出船入船引き留める

♪立石〈たてし〉堂の立石堂の坂で
  ホロと泣いたり泣かせたり

♪お酒飲む人花ならつぼみ
  今日もさけさけ  明日も酒

♪お酒飲む人万年生きる
  そこで酒飲み  亀という

♪主は浮気の田毎の月よ
  どこに誠を照らすやら

♪歌う口もて歌わぬ者は
  誰に口止めされたやら

♪誰に口止めされたじゃないが
  実なし胡桃で口あかぬ

♪歌え歌えとわしだげ責める
  わたし歌えば誰せめる

♪色の道にも追分あらば
  こんな迷いはせぬものを

♪酒はもとより好きでは飲まぬ
  会えぬ辛さにやけて飲む

♪お前さんなら命もやろか
  よその方なら気もやらぬ

♪今宵会うとは夢さえ知らぬ
  これも優曇華〈うそげ〉の花じゃもの

♪酒と煙草を一度に飲めば
  思い出したり忘れたり

♪咲いた桜になぜ駒つなぐ
  駒が勇めば花が散る

♪三味に歌わせ胡弓に問わせ
  琴の調べてしんとする

♪梅のかおりを桜にもたせ
  しだれ柳に咲かせたい

♪しかと抱きしめあの大木に
  腰でなかせる夏の蝉

♪思いかけたらはずすな男
  かけてはずすは樋の水

♪わしとお前はくね木の桜
  ゆわれながらも咲いている

♪いくら通うても青山もみじ
  色のつくまで待ちてくれ

♪この家座敦は目出度い座致
  上〈かみ〉に大黒下〈しも〉恵比須

♪めでたうれしや思うこと叶う
  お山繁昌のげこ祝い

♪めでためでたの重なる時は
  天の岩戸もおし開く

♪面白や面白や酒のみ座敷
  せまい心も広くなる

♪めでためでたの若松様よ
  枝も栄えて葉も茂る

♪お前百までわしゃ九十九まで
  共に白髪の生えるまで

♪この家お庭に藤一本生えた
  つると思ったば金のつる

♪本荘通いをやめよとすれば
  焼山のわらびが手で招く

♪本荘港の浮舟見れば
  エゾ地通いの宝丸

♪本荘名物焼山のわらび
  主の筆ぐせよく似てる

♪本荘名物わらびもよいが
  今じゃ名高い本荘米

♪踊り踊りこおわたりの橋で
  子吉川原の白むまで


***** 私見 *****
道中唄から酒盛り唄、お座敷唄へと変化したものだそうで、昭和に入ってかなり洗練された感じがします。リズムも前奏からころころ変わり、「追分」というだけあって唄い方も難しいです。
現在のように確立されたのは長谷川久子さんの唄、浅野梅若さんの伴奏でのNHKのコンクールあたりでしょうか。

それにしてもこんなに歌詞があるとは・・・新聞の懸賞で作られたものも多くあるようです。
posted by 晃両 at 16:55| 埼玉 🌁| 秋田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月09日

秋田馬子唄(あべや)

♪(ハイーハイ)はぁ あべや(ハイ)はぁ この馬(ハイ)
  急げや唐毛〈からげ〉(ハイーハイ)
 はぁ 西の(ハイ)はぁ お山に(ハイ)
  ありゃ陽が暮れる(ハイーハイ)

♪辛いものだよ 馬喰〈ばくろう〉の夜道
  七日七夜の ありゃ長手綱

♪一人寂しや 馬喰の夜道
  後に轡〈くつわ〉の ありゃ音ばかり

♪さらば行くよと 手綱を曳けば
  馬も嘶く〈いななく〉 ありゃ鈴も鳴る

♪峠三里の 山坂道を
  青馬〈あお〉よ辛かろ ありゃ重たかろ


***** 私見 *****
馬に関する唄には、「馬子」「馬方」「馬喰(博労)」「馬」「駒曳き」「馬追い」とありますが・・・まぁ、「馬」は馬そのものを歌っていると思います。代表は「十勝馬唄」ですね。
馬子と馬方と馬喰、ついでに駒曳きは馬を連れた仕事に関する人たちの仕事唄になるようです。
では、それぞれ何がどう違うのか?
簡単に言うと、馬を使って荷物を運ぶ人(馬喰、馬方)と馬そのものを商品として運ぶ人(馬子、駒曳き)とに分けられるようです。馬方や馬子を辞書で引くと同じような捕らえ方をされていますが、昔は確実に違う職業として分類されていたと思われます。(船方と舟方の意味が違うのと同じですね。船は海で、舟は川だと教わりました)
この唄では「馬喰」と出てきますので、個人的な意見ではありますが、馬喰節が元かと思います。秋田は「馬子唄」も「馬喰節」も「馬方節」もあります。どれがどの職業の本当の作業唄だったのか・・・?今ではかなりごちゃ混ぜになってしまっている気がします。

十勝馬唄は別として、馬子唄や馬方節などは作業唄でもあり道中歌でもあります。馬で山(峠)を越える時刻は夜間が主だったようです。これは、通行の邪魔をしないこと、音などに敏感な馬をなるべく驚かせないようにするためだったそうです。
で、寂しさを紛らわすためや馬を落ち着かせるため、また夜盗などに自分たちは旅の者ではない事を知らせるために唄っていたのだろうと思います。

この唄の代名詞である「あべや」は秋田の方言で「さぁ、行こうか」という意味だそうです。「さぁ、日が暮れるから出発しようか。」といった感じです。
唄うときは、夜道を想像するより夕暮れ時、逢う魔が時のような、真っ暗ではない時をイメージしたいなぁ、と思っています。真っ暗は怖いですから・・・だって、昔は今みたいに街頭もないですしね。まぁ、黄昏時もある意味怖いですけど(笑)
posted by 晃両 at 13:11| 埼玉 ☁| 秋田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月05日

秋田舟方節

♪(ハァ ヤッショヤッショ)
 はぁ(ハァ ヤッショヤッショ)
 三十五反の(ハァ ヤッショヤッショ)
 帆を巻き上げて(ハァ ヤッショヤッショ)
 鳥も通わぬ 沖はしる
  そのとき 時化におうたなら(ハァ ヤッショヤッショ)
 綱も碇も手につかぬ
  今度 船乗り やめよかと(ハァ ヤッショヤッショ)
 とは言うものの 港入り
  上がりて あの娘の顔見れば(ハァ ヤッショヤッショ)
 つらい 船乗り 一生末代孫子の代まで
  やめられぬ(ハァ ヤッショヤッショ)

***** 私見 *****
これまた船乗りの唄ですねぇ。
秋田の唄って、すごーく長いかすごーく短くて延々と繰返すかっていう唄が多い気がします。
これはすごーく長くてその1番で終わりというタイプ。青文字のところを「妻や子の」とする歌詞も有ります。
港町は人が多く行きかうので、盛り場のようなところが出来るわけです。そうすると、飲み屋のねぇちゃんなんかが漁を終えて帰って来るとにっこりと迎えたことでしょう。んで、「お疲れ様」なぁんて徳利傾けて労う訳です。そうすると、この一杯のために次も頑張るか!?と・・・
まぁ、別に飲み屋のねぇちゃんでなくても愛しい家族でもいいのでしょうが、単純な男の心理を表現するなら飲み屋の看板娘みたいなイメージがおいらにはあります。
posted by 晃両 at 10:24| 埼玉 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 秋田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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