誰も〈たれも〉折らぬで ほだとなる(コラサーノサンサ コラサーノサンサ)
♪外山街道に 笠松名所
名所越えれば 行在所〈あんざいしょ〉
♪南部外山 山中〈やまなか〉なれど
駒コ買うなら 外山に
♪あねこ行かねか あの山こえて
わしと二人で わらび取り
♪日の戸越えれば から笠松よ
外山牧場の お関所よ
♪わしと行かねか あの山かげさ
駒コそだてる はぎ刈りに
♪わたしゃ外山の 野に咲く桔梗
折らばおらんせ 今のうち
♪外山育ちも 駒コに劣る
駒コ千両で 買われゆく
♪わらび折り折り 貯めたる銭こ
駒コ買うとて 皆つこた
***** 私見 *****
子供の頃にならった唄で、「たれもおらぬで ほだとなる」のところをずーっと勘違いして「誰もいないからあきちゃった」みたいに思っていたのでした。漢字を知らなかったもので・・・
で、「ほだ」っていうのは、ワラビっていうのはくるりんと先が丸まってるんですね。そのくらいが食べごろなんです。で、それが成長すると開いてくるんです。そうすると、もう食べる時期は過ぎてしまうんです。
まぁ、年頃の娘のことを唄っているとも思われますね。よく「トウが立つ年頃」といいますが、それと同じことかと。
16、17歳くらいの娘さんが「誰かいい人、私に声をかけて!早くしないと行き遅れちゃうじゃない!!」みたいな・・・考えすぎかな?