2008年11月06日

伊勢音頭

♪伊勢はな 津で持つ 津は伊勢で 持つ(ハ ヨーイヨーイ)
  尾張り名古屋は  ヤンレ 城で 持つ
  (ヤートコーオーセーノーヨイヤナー アララ コレワイセー コノヨイトコセー)

♪お伊勢戻りに この子が出来て お名をつけましょ 伊勢松と
♪お伊勢よいとこ 菜の花続き 唄も懐かし 伊勢音頭
♪伊勢に行きたい 伊勢路が見たい せめて一生に 一度でも
♪めでためでたの 若松様よ 枝も栄えて 葉も茂る
♪伊勢へ七度 熊野へ三度 愛宕様へは 月参り
♪伊勢の豊久野〈とよくの〉 銭懸け松は 今は枯れても 名は残る

♪唄のな始めは 若松様よ 枝も栄えて 葉も茂る
♪唄のなぁ先生は 姫路の殿よ 女子〈おなご〉栄えの 唄の神
♪坂はな照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山 雨が降る
♪沖のな暗いのに 白帆が見える あれは紀ノ国 蜜柑船
♪箱根な八里は 馬さえ越すが 越すに越されぬ 年の暮れ
♪お前百まで わしゃ九十九まで 共に白髪の生ゆるまで

♪お伊勢様よな 大社な神は なぜに宮川に 橋かけぬ
♪橋をかけるは いと易いけれど 客の御馳走に 舟わたり
♪伊勢の津よりも 松阪よりも 心とあるは あいつ山
♪お月様でも 妻持ちゃ通す 東窓から 西まどへ
♪姉もさすかよ 妹もさすか 同じ蛇の目の からかさを
♪お伊勢な参りは 内宮外宮 八十末社は 宮めぐり

♪沖も暗いのに 白帆が見える あれは紀伊の国 みかん舟
♪酒は飲め飲め 茶釜で沸かせ お神酒上がらぬ 神は無し
♪ボボショボボショと 鳴く山鳥は 鳥の中でも スケベ鳥
♪奈良の大仏 羽織を着せて 会津磐梯山を 嫁にとる
♪ここの座敷は 目出度の座敷 鶴と亀とが 舞を舞う
♪丹波笹山 山賀の猿が 花のお江戸で 芝居する
♪お前、百まで わしゃ九十九まで 共に白髪の 生えるまで
♪俺とお前とは 卵の仲よ 俺が白身で きみを抱く
♪息子どこ行く 青筋立てて 生まれ故郷に 種まきに
♪万里の長城から 小便すれば ゴビの砂漠に 虹が立つ
♪入れておくれよ 痒くてならぬ 私一人が 蚊帳の外
♪昨日して寝た 朝まだ痛い 二度とするまい 箱枕
♪浮世離れた 坊さんさえも 木魚の割れ目が 気にかかる
♪娘島田に 蝶々がとまる とまるはずじゃやよ 花じゃもの
♪どうせやるなら でかい事やろぜ 奈良の大仏 屁で飛ばせ
♪どうせやるなら 小さい事やろぜ ノミの金玉 揉み潰せ
♪俺が死んだら 三途の川で 鬼を集めて 相撲とる
♪娘十七、八 したがる頃よ 親もさせたがる 針仕事
♪娘十七、八 停車場の汽車よ 早く乗らなきゃ 人が乗る
♪娘十七、八 質家ののれん 入れたり出したり 流したり
♪二階貸します お望みならば 下も貸します 後家じゃもの
♪俺とお前とは 羽織の紐よ 固く結んで 胸に抱く
♪父ちゃんの頭に たくわん乗せて これが本当の 親孝行
♪父ちゃんの頭に 雑巾乗せて これが本当の 親不孝
♪閉めておくれよ また行きそうよ 猫が戸棚の 魚取りに
♪仕掛けた所に お客が来て しぶしぶ止めるは へぼ将棋
♪可愛がられて 撫でさすられて 見捨てられたか 夏火鉢
♪私ゃ広げて あなたが差して 差して差される 蛇の目傘
♪人の女房と 枯れ木の枝は 上り詰めたら 命がけ
♪明日は御立ちか お名残りおしや 雨の十日も 降ればよし
♪色気づいたか 八月蝉よ 小松抱えて 腰使う
♪色気づいたか うどん屋の娘 入れて温めて 汁を出す
♪あなた抜いてよ 痛くてならぬ 早く抜いてよ 薔薇のトゲ
♪姉の破れ傘 させそうでさせぬ 妹に日傘で 昼もさす
♪吉田通れば 二階から招く それも鹿の子の 振袖で
♪茶碗どんぶり鉢 落とせば割れる 娘お初は 寝て割れる
♪成りた成りたや 風呂屋の椅子に おそそ舐めたり 眺めたり
♪成りた成りたや 娘の下駄に おそそ眺めて 散歩する
♪西行法師は お伊勢へ参り 読んで拝んで すすり泣き
♪伊勢路なつかし ご先祖さんが 呼んでいるよな 春の風
♪伊勢参りに 朝熊〈あさま〉をかけよ 朝熊かけねば 片参宮
♪伊勢の旅路に うれしいものは 道の眺めと 伊勢音頭
♪お伊勢音頭に 心も浮いた わしも踊ろか 輪の中で
♪お伊勢参りに 扇を拾うた 扇目出度や 末繁昌(すえはんじょう)
♪伊勢へ伊勢へと 萱の穂もなびく 伊勢は茅葺き 柿葺き
♪わしが国さは お伊勢が遠い お伊勢恋しや 参りたや
♪帯に短し 襷に長し お伊勢参りの 笠の紐
♪馬は豆好き 馬子酒が好き 乗せたお客は 唄が好き
♪紅い灯のつく 新古市で 心惹かれた 伊勢音頭
♪架けたケーブル 朝熊の山へ 通う心は 奥の院
♪二八乙女の 手で焼き添えて 味も二見の 壺さざえ
♪さした盃 中見て飲まれ 中に鶴亀 五葉の松
♪春が来たなら 小春を連れて 御伊勢街道は はるばると
♪いたら見て来いよ 名古屋の城を 金の鯱 雨ざらし
♪いざりかつごうか かごの中で 越すに越されぬ 箱根山
♪ここの裏には みょうがふきはえて みょうがめでたい 末繁昌(すえはんじょう)
♪傘の骨ほど 数ある中で お前ひとりが 俺の妻よ
♪竹にすずめが しなよくとまる 止めて止まらぬ 色の道よ
♪伊勢へ伊勢へと 大漁の船が 帆には的場の 桜の紋よ
♪花は桜か 山は富士の 城は尾張の 名古屋の城よ
♪御伊勢参りで 扇ひろげ 扇めでたい 末ひろがり
♪伊勢の道中で この子ができて 何とつけます 伊勢松と
♪今年は世が良い 豊年年よ 枡はいらぬで 箕ではかる
♪めでためでたが 三つ重なれば 庭に鶴亀 五葉の松
♪揃た揃たの 踊り子が揃った 稲の出穂より よく揃った
♪霧の海から 丹波の富士が ぼかし絵の様に 浮び出る
♪灘のお酒は どなたが造る おらが自慢の 丹波杜氏
♪雪はちらちら 丹波の宿に 猪がとびこむ 牡丹鍋
♪デカンショデカンショで 半年暮らす あとの半年 ねて暮らす
♪丹波篠山 鳳鳴の塾で 文武きたえし 美少年
♪寒さしのんで 作りし酒で 春は三三 九度の式
♪私しゃ丹波の かち栗育ち 中に甘味も 渋もある
♪丹波篠山 その山奥で 一人米つく 水車
♪一人米つく あの水車 誰れを待つやら くるくると
♪向うのお山の 紅葉が赤い あれが落ちたら 雪になる
♪今年初めて 我が子の踊り ほめて下さい  お月様
♪お国とわれて 肩いからせて 俺は丹波の 篠山だ
♪ほりの櫻が 咲いたよ咲いた 城下一面 花吹雪
♪踊りつかれて 家路に向かう ほほに夜霧の 心地よさ
♪涼みしよとて 出てきた娘 またも音頭で 汗をかく
♪ボート浮かべて お壕の花見 流す浮名を 恋でゆく
♪風が吹く吹く 篠山城の 松に武勇の 声高く
♪踊り踊るなら 浮かれて踊れ あすの仕事は あすのこと
♪月が呼んだか よばれて来たか 踊り仲間が ちらほらと
♪あの娘可愛いや 霧ふる夜は たもとぬらして 逢いにくる
♪姉も妹も でかんしょゆかた どれが姉やら 妹やら
♪デカンショデカンショで 歌おて廻れ 世界いづこの 果てまでも
♪富士の白雪 朝日で溶ける 溶けて流れて 三島にと
♪三島女郎衆は お化粧が長い お化粧長けりゃ お客が困る
♪石の地蔵さん 頭が丸い 頭丸けりゃ カラスがとまる
♪娘島田は、 情けにとける とけて流れて 三島にと
♪高い山から 谷底見れば 瓜や茄子の 花盛り
♪主と私と 二人で歩きや 人が羨む 夫婦雛
♪お前一人と 定めて置いて 浮気其の日の 出来心
♪私の苦労を 半分なりと させて見せたい 時がある
♪つくり飾りの ない山桜 野暮な木振を ありの儘(まま)
♪あの子良い子だ 豊浜美人 若い俺も 一目ぼれ
♪ここは豊浜 祭の町よ 町の若い衆 勢揃い
♪何を待つのか 郵便ポスト 赤い顔して 口開けて
♪うちの父ちゃん 狐か狸 夜の夜中に 穴探し
♪うちの母ちゃん 洗濯好きで 夜の夜中に 竿探し
♪うちの兄ちゃん 夜釣りが好きで 夜の夜中に 竿伸ばす
♪うちの姉ちゃん 馬より強い 村の若い衆 皆乗せる
♪上のザクロは 何見て割れる 下の松茸 見て割れる
♪下の松茸 何見て伸びる 上のザクロを 見て伸びる
♪早い早いと 威張るな新幹線 電気止まれば ただの箱
♪今日で最後だ 豊浜祭り 町の若い衆 舞を舞う
♪見ても見事な 屋島の山よ 根からえ生えたか 浮き島か
♪屋島の山には 霞がかかる 鶴が舞うよな 遊鶴亭
♪鯉の滝昇り どなしゅうて昇る 水にさかろうて しゃばしゃばと
♪今年初めて ボボに毛が生えた 生えた初ボボ 誰にさす
♪ここの娘は いつ来て見ても おめこしたそな 顔しとる
♪祭りと喧嘩は 男の華よ その華咲かせる 喧遊會
♪二つ三つで いろはをおぼえ ハの字忘れて 色ばかり
♪三十路女と お寺の鐘は 突けばつくほど 味がでる
♪豊浜祭は ちょうさの祭 豪華絢爛 日本一


***** 私見 *****
江戸時代に流行った伊勢信仰。
お伊勢参りには全国から多くの人々が足を運び、土産話に伊勢の地方で歌われていた、木遣唄、祝儀唄、道中唄、盆踊り唄、座敷唄等を地元に伝えたといわれ、囃子言葉などの類似点が多くの民謡にも見受けられます。
一口に伊勢音頭と言っても、「正調」「道中」「古調」があるようですし、伊勢地方の中でも村や部落によって歌詞や節回しが違ったりすることもあるようです。

お座敷で唄われたりすることもあったようで、歌詞の内容にはちょっと大人なもの(かなり過激なもの)も多く、ここに載せた以外にも沢山の歌詞が唄われたようです。

前半には一般によく唄われていると思われる歌詞を集めてみました。
やはりお祝い唄としてもふさわしい歌詞がよく唄われていますね。


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posted by 晃両 at 13:09| 埼玉 ☀| 三重 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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